ロゴ制作のトラブル事例-コンペサイト

2020年2月21日

ロゴのコンペでのトラブルについて

 

2020年に開催される東京オリンピックのロゴマークなど、ロゴに関するよからぬ注目も高まっているようで、ちょっとロゴのトラブルに関して特に利用者の多いクラウドソーシングを調べてみました。

クラウドソーシングを利用したコンペサイトの利用者はかなり増えていますが、利用者が増えてくるとトラブルも増えているようです。クラウドソーシングについていろいろ調べていたところかなりの数のトラブルの事が書かれていました。実際にデザイナーが被害を被るケースやクライアント側が被害を被るケースなど、双方にトラブルは起きているようです。

例えば「ボツになったデザインを勝手に使用されていた」「料金がちゃんと支払われない」「急に連絡が取れなくなる」「期限を守らない」「期限までに返事をいただけない」・・などいろいろあるようです。

気になる方はクラウドソーシングで仕事を発注、請け負う前に一度、調べてみてください。トラブルを被った方たちの生の声がいろいろ書かれています。

実際コンペサイトはどんな人が応募してくるかわかりません。特にクラウドソーシングのような仕事スタイルの場合は仕事を発注するクライアント側も仕事を請け負う制作者側も信頼に足るかという事が確認しずらい仕組みではあります。サイト側でもいろいろ手立てを施してはいるようですが、とくに制作者側は簡単に登録できるのも、退会できるのも事実です。(クライアント側はわかりませんが)

仕事を発注する側も、仕事を請け負う側も双方のプロフィールなどをしっかり確認した上で、個人の責任で発注、依頼するという事もしっかりと覚悟しておく必要があるのかもしれません。実際に思いもかけないような被害を被ることも考えられます。被った被害を運営サイトが保証してくれるという事はないと思います。

 

ロゴのコンペトラブル事例:パクったデザインがコンペに当選、慌てた制作者は当選を辞退

実際に、自分の場合もコンペでトラブルに巻き込まれたことがあります。まだクラウドソーシングという仕事のスタイルが確立される前の事ですが、ある医療団体の方から「ホームページに掲載されているロゴマークを10万円で是非売ってほしい」という電話を突然受けたことがありました。何故10万円?(依頼内容によって10万以上の場合も多々あるのだけれど?10万円は何を基準にしていたのでしょうか・・・)本当にいきなりの内容で今もしっかりと覚えています。

実はその医療団体はロゴマークを自社コンペ形式で募集したということでした。開催したコンペで決定したロゴマークのデザインが、実は私が運営しているホームページ(ロゴデザインの制作サイト)の実績サンプルを真似してつくったロゴマークだったことが判明したということでした。

模倣したロゴのデザインがまさかの1位当選。当選者には賞金10万円。なるほど10万円はそれだったか?だから10万円という提示だったようです。当選してしまい怖くなったのかロゴデザインを模倣した本人がその実を明かしたそうです。だから是非、ホームページに掲載しているロゴマークを譲ってほしいのだと医療団体の担当者の方が電話をしてきたと説明を受けました。実際にそのロゴのデザインをメールで送っていただき拝見させていただきました。もうこれは模倣しているというかほぼ同じデザインのロゴマークです。本当に呆れてしまうほどほとんど同じデザインです。誰が見ても一目瞭然。よくこれを提案したなぁとビックリするほどでした。

もちろん、掲載しているロゴはクライアントに納品した制作実績のロゴデザイン。クライアントから直接ご依頼いただきクライアントの要望に沿って作成されたクライアントのためのロゴマークのデザインです。けっして他の方が使用できるロゴデザインではないということをしっかり伝え丁重にお断りさせていただきました。

掲載しているサイトにも弊社制作実績として紹介しているので普通なら既に納品されたロゴマークであるということがわかると思うのですが、この医療団体の担当の方もダメ元で電話をされてきたのかと思います。それほど事態は切迫していたようで、当選したロゴマークで既に色々と制作物にも着手していると言っておられました。

ロゴをコンペ開催したために多大な損害の可能性も

この医療団体はロゴ制作をコンペ形式にしまったために相当の損害を被ったのではないかと思います。すでにいろいろなものにも着手してしまっているということは全部作り直しになるわけです。
またはじめからロゴマークのデザインを検討し直すという事は予算やスケジュール等いろいろな面でかなり大変だと思います。同じことをまた始めからやるというのは精神的にも作業的にも酷く疲れます。

ロゴの完成後のスケジュールもいろいろあったのでしょう。今回の結果によって大幅な見直し。見直しができればいいのですができない場合は早急にロゴのデザインを決定しロゴを作成し直さないといけません。時間もない中で永く使用するロゴのデザインを決めるということは本当に納得いくデザインのロゴを作る事が出来るのだろうかと制作者の立場で考えてしまいますね。

ロゴのコンペは安い金額でたくさんの応募もありデザインの発注側からしてみればとても魅力的に見えるのでしょう。しかしこのような大きな被害を被る事も頭に入れておいてください。