【独学でグラフィックデザイナー】なれるの?

グラフィックデザイナーのなり方 グラフィックデザイナー

なれると思います。特に、今は、なりやすいと思います。
それは、ネットなどで勉強する環境が恵まれているからです。IllustratorやPhotoshopなどのソフトの使い方はブログやYouTubeなどで丁寧に使い方を教えてくれています。

そもそも「グラフィックデザイナー」という資格自体はありません。名乗りたければ、勝手に名乗ることはできるのですが、実績を伴わなければ信用はされないといったところです。
ちなみにアドビ認定エキスパートなども、あまり必要ありませんよ。取らなくていいと思います。

ここでは独学でグラフィックデザイナーになるには、どんな順番で何を覚えていけばいいのかということについて書いていきます。

独学でグラフィックデザイナーになろうと考えている方が前提です。

デザイン事務所やどこか広告代理店などの会社に所属するのではなく、独学でグラフィックデザインのスキルと知識を身につけた後は、フリーランスとして独立。または副業でグラフィックデザインで稼ぐ。そんな考えをお持ちの方向けにこの記事を書いています。ただグラフィックデザイナーになりたいという方は、デザインの学校やスクールを経てデザイン事務所などに就職するのがオススメです。

初期投資は必要(MACとAdobeのソフト、ネット環境)

初期投資がかかります。「パソコンとイラストレーター」これがないと何もできません。独学なら、ネット環境も大切。今は、イラレ、フォトショップの使い方など探せばたくさんあります。もちろん、スキル習得後のデザイン案件探しなどにもネット環境は必要です。

それで、まずはパソコンですが、グラフィックデザイナーならMACが良いです。Windowsしかないのであれば、とりあえずはそれで良いですが、いずれはMACにした方が良いと思います。もしかするとクライアント企業に出向いてそこのマシーンで作業なんてことがあるかもしれません(私の場合はとてもよくありました)。グラフィック系の会社ならほぼMacですのでそういう意味でもMacの方がいいとは思います。まぁ、Adobeのソフトはどちらでも使えるので、Windowsで覚えてもなんとかなるとは思いますが。
Webデザインにも興味があるならWindowsでも良いかもしれません。 Windowsのシェアは圧倒的に多いので、大多数のユーザーと同じ環境、見え方でデザインの確認をするという意味ではWebの場合はWindowsの方がいいのかもしれません。今回がグラフィックデザイナーになることが前提なのでMacでということです。

MAC ( アップル マッキントッシュ)

予算に余裕があるならiMACの27インチがお勧めです。24インチでもいいのですが、画面が小さいと使いづらいです。画面上の整理が上手なら問題はないとは思います。Macbookを使うなら、マウスを使ってデザインしてください。

Adobe CC(クリエイティブクラウド)

CC(Adobe Creative Cloud)は絶対に必要です。イラストレーターだけの単体契約よりもCCの方が良いと思います。Amazonプライムデーの時なら「Adobe Creative Cloud コンプリート」も結構安く手に入ると思います。その他にも探せば安く契約できる方法もあります。※ネット環境が必要です。

Adobe Creative Cloud コンプリート|12か月版|Windows/Mac対応|オンラインコード版
Adobe Creative Cloud コンプリート|12か月版|Windows/Mac対応|学生・教職員個人版|パッケージコード版

デザイナー発【グラフィック デザイナー】に独学でなる手順

グラフィックデザイナー

何か始めようと思った時、気持ちばかり盛り上がって、空回りしてしまうことはないですか?
また、色々なサイトや本などを調べまくって、それに疲れてしまって気持ちが萎えてしまうようなこととか・・、そして結局、やろうとしていたことを始めなくなってしまうとか。
始めるまでに時間を取られすぎると結局やる機会を損失してしまいます。

よく思うことなのですが、何から始めればいいのかというのはとても重要です。「この順番で始めれば良いのか」とわかれば、始める前の時間のロスを抑えることができます。順番がしっかりわかれば経験や知識もそれに沿って埋まっていくということだと思います。学校やスクールと言うのは、そういう過程をしっかり組み立ててプログラムに沿って勉強していくので最終的には知識やスキルが身につくわけですが、独学の場合はそうもいきません。

そこで、今回はデザイナーの立場から、何を身につけていくべきかを順番でご説明いたします。ちなみにこの記事を書いている私はデザイナー歴25年以上です。多分、他で書いている記事などの順番とはかなり違うかと思います。

フリーランスデザイナーか副業デザイナーか、まずは働き方のスタイルを決める

まずは、自分がどのスタイルで働くかを決めてください。グラフィックデザインの知識とスキルを身につけてフリーランスとして独立するのか、本業はしっかりとあって、副業デザイナーとしてグラフィックの案件を時々こなしていくのかということです。働き方によって習得するべき知識とスキルの量は少し変わってきます。

どんなグラフィックデザインをしたいかを決める

「えっ、いきなり何故そんなことから決めるの」かと思うかもしれませんが、これがまずは重要です。
デザイン会社などに見習で入る新卒デザイナーは、会社に入ってくるデザインの仕事をするだけですが、「独学でグラフィックデザイナー」になる方たちは、仕事は入ってきません。
仕事は自分から取りにいく必要があります。

「独学のグラフィックデザイナー」は仕事は自分から取りにいく必要がある。

特にフリーランスのデザイナーとして独立を考えているなら「営業」をしなければなりません。(お金が入ってこないので)
多分、一番手っ取り早いのが「クラウドワークス」や「ランサーズ」のようなクラウドソーシング系のサイトに登録して、案件に応募するという方法になると思います。ま、これも一応営業と言えると思います。まだ、何も実績がないので簡単な案件からこなして自信をつけていく必要があります。

どんなデザイン案件があるのか調べて、方向性を決める

どんなグラフィツクデザインをしたいのかは、クラウドソーシングのサイトにどのようなデザイン案件があるかを調べて決めるといいと思います。どのようなクライアント業種が多いのか、どのようなツールを作成するのか、単価はどれぐらいか、納品までの日数は平均でどれぐらいか・・など。その中から、自分がやりたい、できそうな案件はどのようなタイプかを調べて、その方向でデザインスキルを習得していきます。

フリーランスデザイナーを目指すなら

・実績につながるもの
・単価のそこそこ良いもの
・ペラもの(リーフレット)・ポスター・名刺・バナー・ハガキ・ロゴ

副業デザイナーを目指すなら

・手離れの良い案件
・名刺・バナー・ハガキ

デザインコンペは確実性がないのであまりお勧めではありません。できればプロジェクト方式の案件で確実に成果を上げる方がいいかもしれません。

スキルの習得【イラストレーター・フォトショップ 】

どんなグラフィックデザインをしたいかが決まれば、そのデザインに必要なスキルを覚えるだけ。
基本は「アドビ イラストレーター」を覚えてください。
これが最優先の課題です。その後「フォトショップ 」も必要になってきますが、まず先に覚えるべきはイラストレーターです。グラフィックの案件では、必ず必要なスキルです。

バナーやポスター、リーフレットなどの仕事を受けるにはフォトショップのスキルも必要

フォトショップ をあまり必要としないのは、名刺やロゴのデザインなど。その他の場合は、フォトショップも少し扱えた方がいいです。商品写真を切り抜いた、写真同士を合成したりという場合もありますのでそのくらいのことはできるようになる必要があります。例えば、渡された写真素材で、青い花を赤に変えてほしいなどのような依頼もあります。

イラストレーターで最低限覚えるスキル
  • トンボの作成(トンボがわからない場合は「印刷 トンボ」で調べて)
  • フォントのアウトライン化
  • カタチ同士の合成と切り抜き、抜き合わせ(パスファインダー)
  • カタチ同士の整列(中央揃え、上揃えなど:整列)
  • フィルターの使い方
  • 拡大縮小、自由変形
  • CMYK色指定
  • 印刷入稿の知識(印刷可能な線の太さや印刷で読める最低限の文字の大きさなど)
  • 保存の種類と設定
フォトショップ で最低限覚えるスキル
  • レイヤーの使い方
  • 写真の切り抜き(クリッピングパス)
  • 写真の合成
  • 写真のぼかし
  • 解像度(印刷は原寸で解像度350以上)
  • 消しゴムツール
  • ブラシツール
  • スタンプツール
  • グラデーション処理(写真を100%から0%にするような)
  • アクションの使い方
  • 保存の種類

この他にも覚えなければいけないことはありますが、最低限これだけはまず覚えましょう。
※Macに新しいフォントのインストールの仕方は調べて覚えて!

実際に「自分の名刺をデザイン」して印刷発注してみる

ある程度デザインスキルが身に付いたら、試しに自分の名刺を作成してみてください。そして出来上がった名刺のデザインを印刷会社に発注しましょう。サンプルなので、写真を使用してもいいかもしれません。もし、入稿時に指定が変だった場合などは、印刷会社からメール連絡が来るかと思います。どこがいけなかったのかも知る機会になるので、いろいろ試してみるといいです。

なんといっても名刺は安くできるので、自分の力を試すのと、印刷がちゃんと仕上がるかを試すのにはお勧めです。プリントパックなどは業界最安値だと思いますので、そんなところでもまずは良いのでは。
同じデザインでも、印刷の方式や印刷会社によっても出来の良し悪しがあります。もちろん、使用する紙によっても変わります。ゆくゆくは、どの印刷会社がいいのかを決めておくと良いと思います。

できれば作品を数点作る

クラウドソーシングなどに登録すると、マイページに自分の作品を登録できると思います。全く作品がないような人には、よほどでないと仕事は頼まないと思います。そこで、サンプル見本を数点作成してマイページに掲載しましょう。この作品は見せるデザイン。クライアントが見て実力やデザインのセンスを判断するための材料になるのでしっかり作ります。

<作品の作り方>

作品をただ作ってもあまり意味がありません。実際にはクラウドソーシングなどの案件をもとに、仮想のクライアントを設定し作成するのがいいと思います。特に自分がやりたいデザインの案件などをもとに制作してみるのもいいかと思います。クライアント名などは自分でダミー設定してください。

サンプル見本を作る(10点くらいはあった方が良い)
  • 自分のロゴ(個人名とか屋号とか、サイトがあればサイト名とか)
  • 自分の一番受注したいツール(リーフレットとかポスターとか名刺とか)は3点以上
  • その他の受注しようと考えているツールはそれぞれ1〜2点くらい

サンプル制作でのポイント:数も必要ですが、何よりも「質・クオリティ」が一番大事。

デザインのクオリティの意味を間違わないように

勘違いしてはいけないことは、クオリティとはかっこいいではないということ。しっかりとテーマに合ったデザインができているかがクオリティです。

例えば、ごちゃごちゃと賑やかなリーフレットをクライアントが希望しているときに、スマートでおしゃれな、いわゆるかっこいいリーフレットを提案しても採用されません。逆にごちゃごちゃだけど「見易く読みやすい、インパクトがある、伝わる」といったリーフレットなら採用される確率が跳ね上がります。これがクオリティになります。

クオリティとは相手の要望に応えられるようなデザインのことです。

サンプル見本を作る際に、ダミーのクライアントを設定してというのはこのクオリティに関係があります。ただ、ごちゃごちゃしたリーフレットをなんの説明もなしに掲載したなら、クオリティが高いとは評価してもらえません。
しかし、その掲載したリーフレットに、「仮想のクライアント名、誰に対しての広告か、クライアントからの要望、ゆえにこのようなデザインになった」という理由が記載されていたなら説得力に変わり、それでこういうデザインにしたのかと納得してもらえます。

デザイナーに得て不得手がある。デザインをしているうちにそれはわかると思います。

作品を作っていると、なんとなくこういうデザインは得意だけれど、こういうのは苦手かもと思えてくることがあると思います。なんでもこなせるようになる必要なないと、私は思っています。まずは、得意分野のデザインを多く制作し自信をつけ、この手のデザインならお任せあれになった方がいいと思います。ただ、クライアントと直接仕事をするようになっていくと、中には自分のあまり得意ではないデザインの依頼も受けなくてはならない場合がありますので、その辺りは得意分野を伸ばしつつ勉強していけば良いです。

作品が揃ったら、クラウドソーシングに登録

デザイン作品も揃ったら、「クラウドワークス」や「ランサーズなど」のに登録しましょう。実績自体はないので、なかなか案件に応募しても通りづらいかと思いますが、まずは簡単な案件をこなして実績を作ることから始めるのがいいと思います。
私の個人的な考えですが、クラウドワークスやランサーズなどを利用されるクライアント様は、おそらく価格面の方を重視している方が多いのではないかと思います。安い人に頼みたいと思っているクライアント様が多いのであれば、実績のない方は価格勝負という方法も可能です。クオリティを重視となると、実績のない方はなかなか難しいと思います。

自分のポートフォリオサイトを作成する

自分のサイトを作ってください。デザインの作品を見せるポートフォリオサイトです。Adobe Creative Cloud (CC)を利用しているので、Adobeのポートフォリオサイトも無償で利用できます。www.myportfolio.com
ただCCを利用しなくなるとお金がかかるようですので、できればワードプレスなどで作ってしまった方が良いかもしれません。

ポートフォリオに掲載する「実際にクライアントから依頼されて制作した作品」に関しては、あらかあじめ自分の作品として掲載していいかの確認を取っておいた方がいいと思います。もしかしたら、そのツールを世間に公開するのが結構先なのに、作品として公開されてしまったなどとなったら問題です。
また、名刺などの個人情報の載っているものは、名前や住所などが特定できる部分はボカすなりの処理をして見えないようにすることは必須です。名前を売り込んでいるような方の場合であれば、住所や電話番号、メアドなどの部分だけをボカせばいいようなケースもあります。

少しづつ作品が増えたなら、スキルサイトに登録という方法も

例えば、名刺などの簡単なデザインをこなしてその作品が増えたのなら、スキルサイトに登録して仕事を受注するという方法も可能です。

【まとめ】グラフィックデザイナーには独学でなれますが、収益を上げるのはなかなか大変です。

グラフィックデザイナーになるまでの時間は人それぞれですので、どのくらいかかるかは「本人の努力次第」というところが一番大きいです。デザインの仕事の見つけ方は他にもいろいろとありますが、実績(作品)があるかないかはかなり重要です。ある程度スキルを身につけて、時間があるようであれば作品をすこしづつ増やしていくことをお勧めします。仕事が少しづつ増えれば、それ自体が作品になります。そうすれば、自然と受注も増えてくるのではないでしょうか?

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