ロゴデザイン編-ロゴの作り方

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ロゴデザイン作成プロセス

ロゴ作成のはじめ方

ロゴマークのデザインは外注せずにロゴを自分で作ろうと考えている人も結構いるようですね。また本業とは別にランサーズやクラウドワークスなどのようなクラウドソーシングでロゴのデザイナーとして副業されている方も多いようです。そこでロゴを作る方の参考になればと思い、私がロゴを制作するときの手順などを簡単に紹介いたします。

世界のロゴマークデザイン

1.まずはロゴの制作スケジュールを決めることから

まずはじめにすることは、ロゴの制作スケジュールを決めるということです。とくにクライアントからロゴデザインの制作依頼を受けた場合は、しっかりと逆算して決める必要があります。逆算するということはロゴの納品日やロゴの初回提出日から決めるということです。私の場合は初回提案日から逆算して決めることが多いです。ただし、ロゴの納期がクライアントによって決定している場合は、ロゴの納期から計算する必要があります。この辺りはロゴ制作のデザインに慣れていないとスケジュールを予測できないということもありますので、自分の力量を時間に置き換えて計算する必要があります。逆算していくとロゴの制作時間やアイデアの捻出時間、テーマやコンセプトの決定時間などがどれだけあるのかということがわかります。多くの場合、初回提案後の手直しもあるのでその辺りもきちんとスケジュールに組み込む必要があります。クライントからの依頼ではなく、自社のロゴを自分で作成するという場合でもスケジュールを立ててデザインを進めていくことをお勧めいたします。

ロゴのスケジュール

2.ロゴのテーマやデザインコンセプトを決めましょう。

クライアントからロゴデザインの制作依頼を受けた場合は、どのようなロゴのデザインを希望しているかなどの最低限の情報はいただけますが、自分の会社やお店のためにロゴを自分で作成しようと検討されている場合、ただ漠然とロゴのデザインを考えてもダメです。まずはしっかりとロゴのテーマ(目標)を決めて、デザインコンセプト(方向性)を固めるところからロゴ制作をはじめてください。

コーポレートロゴの場合テーマは会社のビジョンなどから考えるのがいいでしょう。クライアントからの依頼の場合は、要望の中からロゴのテーマを設定してみましょう。

ロゴのテーマを決める・・例:「躍動感・協力・成長」
 

 

ロゴ作成の為のテーマ作り

テーマが決まったら次はテーマに沿ってロゴのデザインコンセプトを決めましょう。デザインコンセプト(方向性)をどのように固めるかは人ぞれぞれだと思いますが、私の場合は、社名の由来、事業内容、会社のビジョン、それらからイメージするキーワードの羅列、イメージカラーの羅列、どのような状況でロゴを使用することが多いのかということの書き出し、また同業種や競合他社が使用しているロゴデザインの検証などを書き出していきます。それらをマインドマップのような図にまとめてどの方向でデザインを進めていくかを決定しています。これらを組み合わせていくと大まかなデザインコンセプトが決まっていきます。なぜそのような方向でロゴのデザインを検討したのかということがしっかりと説明することができるわけです。とくにクライアントからロゴ制作を依頼された場合、クライアントにしっかりとなぜこのようなロゴのデザインにしたのかということを説明する必要があります。なんとなく考えて出来たデザインでは相手は納得しません。しっかりとしたデザインコンセプトのもとに作成されたクオリティの高いロゴマークのデザインを提案することで相手は納得できるというわけなのです。そのためにもロゴデザインを検討するときは必ずデザインコンセプトをしっかりと錬る必要があります。

様々なキーワードを拾い上げ、マインドマップにしてみましょう。マインドマップにすることで段々と方向が見えてきます。

ロゴのマインドマップ

 

3.ロゴのデザインモチーフを見つけましょう。

ロゴのデザインは何かをモチーフにして作成することがとても多いです。人・動物・植物・星・ハート・四角・文字などの具象的なものから風・熱・光・水・空気などの決められた形のない抽象的なものまで。それは社名の中や業種の中、テーマやコンセプトの中に隠れています。探していくうちにモチーフになる素材はいくつも出てくると思います。モチーフをいくつにするかということもロゴ制作には重要なポイントです。多くのロゴデザインはモチーフの数は少ないことが多いのですが、中にはいくつもの素材を取り入れているロゴデザインもあります。

企業のロゴ

デザインモチーフの数の多いロゴマークとしては、一般消費材メーカーのユニリーバのロゴマークがあります。この企業のロゴマークデザインは25個のアイコンからできています。一つ一つのアイコンにはしっかりと意味があり、それらが組み合わさってひとつのコーポレートロゴマークになっているデザインです。デザインモチーフの数が多いときはユニリーバのロゴのようにひとつひとつのパーツがシンプルなデザインになっているのがいいでしょう。

 

 

 

4.デザインモチーフを取り入れたロゴのサムネイル(アイデアスケッチ)を数多く作りましょう。

この段階から、実際にロゴデザインの制作に取りかかります。まずはデザインモチーフを取り入れたサムネイル(アイデアスケッチ)をいくつも出していきます。この段階では自分がわかればいいという段階の殴り書きのようなものでいいでしょう。とにかく思いついたアイデアを50〜100など数多く出してみます。

ロゴのサムネイル

<ロゴのサムネイルの作成で気をつけること>

まずはロゴの用途をしっかりと確かめてください。これはクライアントからロゴの発注がきた時にしっかりときいておく必要があります。聞いていないのならクライアントに上手に確認してください。この辺りも少し気をつけて確認しましょう。「今さらそんなこと聞くの?」なんてクライアントに思われてしまったら大きなマイナスポイントになってしまいます。このロゴデザイナーは抜けてるところがあるなぁ〜。なんて思われてしまったらデザインが良かったとしても印象を悪くしてしまいますので、大事なことはしっかりと最初に聞いておきましょう。話が少し外れてしまいましたが、なぜロゴの用途が必要かということを少しお話しいたします。ロゴを作成するクライアントの業種は様々です。まぁ名刺やホームページにロゴを使用するであろうということは誰でも想像がつきますが、クライアント側しかわからない媒体やツールがある場合もあります。またものすごく小さくロゴを使用するなんてこともあったり、モノクロ反転して使用することも多いなんてこともあるのです。その辺りのことが全くわかっていなければロゴの制作はできません。素人とプロの違いはこんなところにもあるわけです。例えば5ミリ以内で使用することもあるなど、最初にクライアントから情報を収集しておけばロゴデザインもその辺りに注意してサムネイルの段階から考えられますが、後からその情報を知った場合そのサイズに耐えられるサムネイルはありますか?ロゴを構成するパーツはシンプルで縮小サイズにも耐えられる必要があります。細い線などや小さなパーツのあるロゴデザインでは縮小した場合にデザインが耐えられなくなってしまいます。また、モノクロ反転することも多いなど後からそのような情報を頂いて提案しようとしていたデザインがグラデーションを多く使用しているような、パーツとパーツの境目のないようなロゴデザインでしたら反転することは難しいと思います。それを初めからわかってロゴのデザインを考えるのか後からわかって手直しするのかということはロゴデザインを作成する上で全くもってナンセンスです。

 

4.サムネイルのロゴデザインを3つくらいに大分類しましょう。

そこそこの数のサムネイルが出揃ったら、ロゴのサムネイルをデザイン分類してみます。同じモチーフを使用したデザインでも幾つかに分類することができると思います。あまり細かく分類する必要ないでしょう。3つぐらいの大まかな分類で構わないでしょう。そしてその分類の中からそれぞれデザイン案をひとつに絞ってみます。そうすることでそれぞれ分類されたサムネイルの代表デザインが出そろいます。同分類の他のサムネイルのいいところなどを取り入れたりすることも考慮してください。次に選ばれたサムネイルのデザインを今度は殴り書きではなく、実際のロゴとして使用できるようにデザインを詰めていきます。この段階もまだデータを作成するのではなく鉛筆書きのようなラフデザインででいいと思います。デザインを詰める段階ではデータ化する必要はまだありません。

<ロゴのサムネイルの分類で注意すること>

ロゴのサムネイルは同じようなデザインにならないことにしっかりと注意してください。
クライアントからしてみれば提案されるロゴのデザインは全て違うデザインという認識があると思います。よくランサーズなどのコンペサイトで提案されているロゴのデザインは、バリエーションのデザインであっても別案として数えられているようですが、クライアントの求めているのはバリエーション案ではありません。バリエーション案はそれぞれの案に付随するデザインであり、デザインの案ではありませんのでその辺りはしっかりと間違いのないようにしてください。デザイン制作上のポイントは、とにかく違うデザインに見えるということ。同じモチーフで考えたロゴデザインであったとしてもデザインの見せ方によってこんなにも変えることができるということを伝えることでクライントはデザイナーへの信頼感を増すことができるのです。もしバリエーション案を3案として提案してしまった場合は、クライアントの信用失うことにもなり兼ねません。このデザイナーは豊富なアイデアとしっかりとした技術があるということを伝えることが大きなアドバンテージとなります。今、ロゴのデザイン制作は無料提案型やコンペ型が主流です。クライアントは気に入らなければ簡単にデザイナーを切り落とすことができてしまいます。提案したデザインが残るということが昨今のロゴデザイナーについては必須条件ですので、しっかりと他のデザイナーとの差別化をクライントにアピールし、このデザイナーに任せれば安心してロゴの制作ができるということを伝えてください。

つづき

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ロゴデザイン編-ロゴを仕上げる

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ロゴを作る

提案できるようにロゴをデザインしていく

つづきから・・・

ロゴのラフスケッチが出来上がったら、いよいよロゴをデザインしていきます。まずはラフスケッチをスキャナーで読み取ります。スキャナーがない場合は、デジカメやスマホなどでラフスケッチを撮影してもいいでしょう。スキャン・撮影したラフスケッチのデータはロゴデザインの下絵として使用します。

ロゴデザイン制作風景

5.ロゴをデータ化できるように、ロゴデザインはIllustratorで作成していきましょう。

私の場合、ロゴの作成は「Adobe Illustrator」というドロー系ソフトを使用します。Photoshopなどのペイント系ソフトでロゴを作成する方も中にはいますが、ペイント系ソフトを使用してロゴを作成すると解像度の影響を受けてしまいます。画像を拡大すると荒れる(画像が劣化する)ということです。ロゴは様々な用途で使用するのでペイント系ソフトでの作成はあまりおすすめできません。ドロー系ソフトなら拡大縮小しても画像が劣化することはないので私はIllustratorをオススメします。

Illustrator以外のドロー系ソフトはあまり使用しないほうがいいと思います。何故なら、ロゴは様々な媒体やツールで使用されます。使用頻度が多いものとしては様々な印刷物があると思いますが、Illustratorで作成していれば、ほとんどの場合、対応可能です。

 

 

実際にロゴデザインを作成する前に、もう一度確認しておくべきこと

下絵に沿ってロゴをデザイン化していくわけですが、デザインの制作を開始する前にも、また作業中でも注意すべき点を確認しながらデザイン制作を進めていくべきです。サムネイル制作の段階で、クライアントからの要望は全て盛り込んでいると思いますが、デザイン制作において注意すべき点というのはどのようなツールに使用するのかということが重要です。ロゴの最小使用サイズやロゴのバリエーションなどを実際に確認しながらデザインを調整していきます。

 

6.ロゴのデザインを仕上げる

ロゴを仕上げる

ロゴの制作時間を計ってみよう。

実際にラフスケッチを下絵にしてロゴを仕上げてくのですが、ロゴのデザイン制作を開始するにあたっては制作時間を計ってみるといいでしょう。ロゴのデザインに慣れている場合は別に時間を測る必要はありませんが、あまり慣れていない方はひとつのロゴデザインを仕上げるのに実際どれくらいの時間を要するかということをきっちりと自覚しておく必要があります。慣れてくればこのロゴデザインならこのくらいの時間があれば作成できるというようになります。

 

ロゴのデザインデータはCMYKカラーで作成しよう。

ロゴのデザインデータ制作はCMYKカラーで作成していきます。(※CMYKカラーって何?という方はウィキペディアなどで調べてください。)CMYKカラーはオフセット印刷に適応したデザインデータです。印刷物のデザインは基本CMYKカラーを使用しますので、ロゴもCMYKカラーで作成していきましょう。RGBカラーからCMYKカラーに変換する場合、色がくすんでしまいます。クライアントにRGBカラーのロゴデータを納品してしまい、クライアントがそのロゴを使用してオフセット印刷で印刷物を作った場合、ロゴの色が違うということになりかねません。特にブルー系の色は顕著に違いが現れてしまいます。逆にCMYKカラーからRGBカラーへの変換は基本大丈夫です。

ロゴの色を決める

 

ロゴの色を決める-ロゴの色指定

ひとつのロゴデザインが出来上がったら、そのロゴデザインの色指定をしてみます。制作段階ではロゴをCMYKカラーで作成していますので、まずはCMYKカラーの設定確認をします。ロゴに使用しているそれぞれの色のC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の%を確認します。%が小数点以下になっている場合は調節します。CMYKカラーの設定が決まったら、ロゴをRGBカラーにした場合の色指定や特色にした場合の特色指定をしていきます。クライアントの業種によっては特色での使用が多い場合もありますので、特色にした場合の色も明記しましょう。特色はDICまたはパントーンカラーが指定してあれば大丈夫でしょう。

ただし、上記のような色指定はロゴの無料提案やロゴのデザインコンペなど、デザインの提案段階ではまだ必要ないかもしれません。ロゴの提案が通って制作が決定した場合でも構わないと思います。

次は、ロゴデザインの提案の仕方についてお話ししたいと思います。

つづき

 


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ロゴの提案の仕方で印象はグッと変わる

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ロゴのプレゼン

ロゴマーク、エンブレムのデザインをどのように提案しますか?

クライアントにロゴのデザインを提案するとき、どのように提案されていますか?完成したロゴマークやエンブレムの画像だけを送りつけて、ご検討ください・・なんてことはしていませんか。ロゴの提案方法も重要です。いくらロゴのデザインが良くても提案の仕方がお粗末ではせっかくのロゴもイメージダウンに繋がります。ロゴデザインの提案の仕方次第でもクライアントに与える印象もだいぶ違います。せっかく素敵なデザインのロゴができたなら、ぜひその提案方法にも気を使ってみてください。

ロゴのプレゼン資料

まずは自分用のロゴデザインプレゼンシートを作成しましょう

ロゴプレゼンシートを作成してロゴマークやエンブレムのデザインを提案しましょう。これは自分なりの見せ方でいいと思います。私の場合は2種類の方法でプレゼンシートを使い分けています。ひとつはプレゼンシートをイラストレーターのアートボードで作成し、pdf出力します。もうひとつはホームページにクライアント専用ページを設けて提案しています。

ロゴプレゼンシートに入れ込む要素

プレゼンシートに入れ込む内容、これは私の場合のpdf用のプレゼンシートの一例ですが、まずは表紙、これはクライアント名と提案者、提案日、タイトル。タイトルはわかりやすくロゴデザインのご提案みたいな感じにしてロゴプレゼンシートの表紙にしています。次に1ページ目にはロゴのテーマとデザインコンセプト、このページのビジュアルとしてはロゴのサムネイルなどを入れ込んでいます。サムネイルが入っているとクライアントには好印象に思えますのでなるべく入れています。2ページ目に、ここでド〜ンとロゴのデザインを見せます。しっかりとロゴのデザインのテーマやコンセプトを読ませてからデザインしたロゴを公開します。3ページ目にはロゴのデザインバリエーションと色指定。4ページ目以降にはロゴデザインを名刺や封筒、その他のツールに展開した時のイメージなどを入れています。こんな感じでロゴのデザインを提案していますが、クライアントによって多少見せ方は変えていきます。ネットからオーダーを受けたロゴデザインの依頼の場合、プレゼンといっても直接クライアントの前で提案することはないと思います。これはあくまでプレゼンシートをクライアントに送る方法になります。

ロゴデザインの背景には透かし処理を施しています。本来ならこんなことはしなくてもいいのでしょうが、提案したデザインを勝手に使用されてしまうということもありますので、ロゴの背景には「sample」などの文字を敷き詰めておくのが良いでしょう。実際に私もそのような経験があったので、今はロゴデザインの提案段階では背景に透かし処理を施しています。

クライアント専用ページでロゴマークのデザインを提案

もう一つの方法は、自分のサイトにクライアントの専用ページを作成して、クライアントに提案する方法です。ネット環境があればどこからでも見ることが可能なのでこの方法でも提案しています。ただし作成したクライアントのページは検索に引っかからないように「noindex」「nofollow」にしておきましょう。また、パスワードなどを施すことによって他の人が見れないように心がけています。

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