ロゴ制作トラブル事例-コンペサイト

Pocket



ロゴ作成に関するトラブル

コンペでのロゴ作成のトラブルについて

東京オリンピックのロゴデザインの事など、ここ最近ロゴに関するよからぬ注目も高まっているようで、ちょっとロゴのトラブルに関して特に利用者の多いクラウドソーシングを調べてみました。クラウドソーシングを利用したコンペサイトの利用者はかなり増えていますが、利用者が増えてくるとトラブルも増えているようです。クラウドソーシングについていろいろ調べていたところかなりの数のトラブルの事が書かれていました。
実際にデザイナーが被害を被るケースやクライアント側が被害を被るケースなど、双方にトラブルは起きているようです。例えば「ボツになったデザインを勝手に使用されていた」「料金がちゃんと支払われない」「急に連絡が取れなくなる」「期限を守らない」「期限までに返事をいただけない」・・などいろいろあるようです。気になる方はクラウドソーシングで仕事を発注、請け負う前に一度、調べてみてください。トラブルを被った方たちの生の声がいろいろ書かれています。

実際、ロゴデザインのコンペはどんな人が応募してくるかわかりません。

特にクラウドソーシングのような仕事スタイルの場合は仕事を発注するクライアント側も仕事を請け負う制作者側も信頼に足るかという事が確認しずらい仕組みではあります。サイト側でもいろいろ手立てを施してはいるようですが、とくに制作者側は簡単に登録できるのも事実です。(クライアント側はわかりませんが)仕事を発注する側も、仕事を請け負う側も双方のプロフィールなどをしっかり確認した上で、個人の責任で発注、依頼するという事もしっかりと覚悟しておく必要があるのかもしれません。実際に思いもかけないような被害を被ることも考えられます。被った被害を運営サイトが保証してくれるという事はないと思います。

ロゴデザインのコンペ開催で大きな損害を被った某医療団体

実際に、私もロゴデザインのコンペでのトラブルに巻き込まれたことがあります。(私はロゴのコンペには実際には参加はしていないのですが。)まだクラウドソーシングという仕事のスタイルが確立される前の事です。ある日突然、某医療団体の方から「ホームページに掲載されているロゴのデザインを10万円で是非売ってほしい」という内容の電話を受けたことがありました。いきなり10万円で売って欲しいと少し焦っているような感じでしたので今も覚えています。(なぜ、10万円なのかもと疑問に思ってもいました)
実はその医療団体は団体のロゴを自社コンペ形式で募集したということでした。開催したロゴのデザインコンペで決定したロゴマークのデザインが、実は私が運営しているホームページ(ロゴデザインの制作サイト)の実績サンプルに掲載されていたロゴデザインを真似してつくったロゴマークだったことが判明したという内容でした。
提案したロゴのデザインがまさかの1位当選。当選者には賞金10万円。なるほど10万円はそれだったのですか?だから最初の電話で10万円ということなのですね。当選してしまい怖くなったのかロゴデザインを模倣した本人が弊社のロゴを模倣して作成したことを明かしたそうです。だから是非、ホームページに掲載しているロゴデザインを譲ってほしいのだと医療団体の担当者さんがおっしゃっていました。実際にその模倣したというロゴデザインをメールで送っていただき拝見させていただきました。もうこれは模倣しているというかほぼ同じデザインのロゴマーク。本当に呆れてしまうほどほとんど同じデザインです。誰が見ても一目瞭然。よくこれを提案したなぁとビックリするほどでした。
もちろん、弊社のロゴデザインの制作実績で掲載しているロゴマークはクライアント様に納品したロゴデザイン。クライアント様から直接ご依頼いただきクライアント様のご要望に沿って作成されたクライアント様のためのロゴデザインです。けっして他の方が使用できるロゴデザインではないということをしっかり伝え丁重にお断りさせていただきました。掲載しているサイトにも弊社制作実績として紹介しているので普通なら既に納品されたロゴデザインであるということがわかると思うのですが、この医療団体の担当の方もダメ元で電話をされてきたのかと思います。
それほど事態は切迫していたようで、当選したロゴマークで既に色々と制作物にも着手していると言っておられました。この医療団体はコンペ形式で相当の損害を被ったのではないかと推測いたします。またはじめからロゴマークのデザインを検討し直すという事は予算やスケジュール等いろいろな面でかなり大変だと思います。同じことをまた始めからやるというのは精神的にも作業的にも酷く疲れます。ロゴの完成後のスケジュールもいろいろあったのでしょう。今回の結果によって大幅な見直し。見直しができればいいのですができない場合は早急にロゴのデザインを決定しロゴを作成し直さないといけません。時間もない中で永く使用するロゴのデザインを決めるということは本当に納得いくデザインのロゴを作る事が出来るのだろうかと制作者の立場で考えてしまいますね。コンペは安い金額でたくさんの応募もありデザインの発注側からしてみればとても魅力的に見えるのでしょう。しかしこのような大きな被害を被る事も頭に入れておいてください。

<デザイナーのための著作権のガイド本>
この本は私も持っていますが、デザインされる方は1冊あると安心ですよ。


にほんブログ村 デザインブログ ロゴ&マークへ

このエントリーをはてなブックマークに追加